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生活保護受給は恥ずかしいこと?世間に顔向けできない?高齢者の意識とは?

time 2017/05/20

生活保護受給は恥ずかしいこと?世間に顔向けできない?高齢者の意識とは?

生活保護という言葉には、なぜかマイナスのイメージがつきまといます。憲法で保障された「人間としての最低限の生活が送れるように国が国民の生活を保護してくれる制度」ですが、悪用されている、本来もらうべきではない人がもらっている、社会に迷惑をかけるなどのイメージがあるのも事実です。高齢者の生活保護に対する意識とは?

 

生活保護受給世帯の推移

生活保護世帯は平成23年度に213万人を突破して以降、どんどん受給者数が増えています。もちろん生活保護受給者が増えると国庫が圧迫され、結果的に私たちの税金が増えるなどのあまり喜ばしくない結果にもつながります。

生活保護を受給している方のなかでも、とくに長期間にわたって受給するのは高齢者と障がい者と言われています。母子家庭世帯はお子さんが独立して仕事をすることで生活保護が途中で打ち切られるケースが多いのですが、高齢者や持病のある方、障がい者の場合は完治がむずかしい、仕事ができないなどの面で長期間の受給となる傾向です。

 

今後も高齢者がさらに増えることが予測されていますので、生活保護世帯はますます増え続けていくでしょう。

 

高齢者が生活保護に抱くイメージ

高齢者が生活保護世帯に抱くイメージは、あまり良いものではないようです。「社会に迷惑をかけている」「世間様に顔向けできない」という負い目を感じるパターンも少なくないようです。

 

そのため、あきらかに生活保護が必要なケースでありながら無理な生活を続けて、餓死や病死してしまうケースも発生しています。本当に生活保護は「恥ずかしい」ことなのでしょうか?

 

必要なときは申請を

生活保護は日本国民の生活を守るための制度です。もちろんそのような制度のお世話にならずに、健康で生き生き、経済的にも豊かに生活したいもの。

 

けれど長い人生、病気で仕事ができなくなることもありますし、可能性は低いとしても障がい者になることも。働けなくなったとき、家族や肉親に頼れないとき、一体誰を頼ればいいのでしょうか?

 

日本は福祉制度がかなり充実していますので、悲観して餓死や自殺を選ぶのではなく、行政に相談してみましょう。私も一時期、家計が火の車になり一家で自殺も考えました。そんなとき、行政に相談したら「生活費が残り1か月を切った段階で、早く申請を出してください」と生活保護の申請をすすめられました。

 

生活保護は恥ずかしいことという認識をもっていたら、絶望して家族で自殺したかもしれません。生活保護を受給するのは恥ずかしいことではありません。生きるために必要なのです。胸を張って……とは言いませんが、社会にしっかり貢献してきたわけですから、困ったときは社会に助けてもらう、その発想でかまわないと思います。

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