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コミュニケーション型ロボットで高齢者の自立度が34%アップした理由

time 2017/06/13

コミュニケーション型ロボットで高齢者の自立度が34%アップした理由

最近、介護施設にコミュニケーション型ロボットが導入されるようになってきています。パルロやペッパーが代表的なコミュニケーション型ロボットですが、これらロボットと触れ合った高齢者の自立度が上がった、という調査があります。なぜ高齢者の自立度が上がったのでしょうか? 調査してみました。

 

コミュニケーションロボットの介護施設での役割

ペッパーやパルロと言った言葉を話す会話型コミュニケーションロボットが、介護現場で活躍しています。パルロは約100人程度の利用者の顔と名前を覚えることができるので「山本さん、おはようございます」「伊藤さん、今日の調子はどうですか?」と相手に合わせて声掛けができます。

私が高齢者なら、名前をきちんと呼ばれただけでもうれしくなりますね。私のことをちゃんと認識してくれているのだと分かりますから。

 

コミュニケーションロボットは簡単な会話なら十分可能なので「これからラジオ体操をしましょう」「右腕をあげてください」とレクリエーションの司会進行役もできます。つまりコミュニケーション型ロボットの役割は……

 

  1. 高齢者と言葉を用いた交流
  2. レクリエーションの司会進行

 

大きく分けて2つの役割があるのです。

 

コミュニケーションロボットが高齢者に与える影響

そんなコミュニケーションロボットを1000台投入し、高齢者の自立度がどこまで上がるかを調査したのが 日本医療研究開発機構です。実際に介護施設での高齢者の自立度が34%アップした、という調査報告があります。

コミュニケーション型ロボットは、利用者の活動状況を監視することができるので「この利用者はあまり動いていない」(ベッドの上で過ごす時間が多い)と判断すると「ちょっとお茶でも飲みましょう」「散歩でもしませんか?」と声をかけてベッドから離れるように促す機能があります。この機能のお蔭で、不活発な利用者が動くようになり、自立度が上がったのです。「外に出てみましょう」と声掛けされるとやはり嬉しくなりますよね。

 

介護職員は人手不足の状況なので「この利用者はベッドから離れない」と認識しても、声をかけてリビングや外に移動させることがなかなかできません。人手不足の介護業界に、コミュニケーション型ロボットが果たす役割も大きいものがあります。

 

まとめ

レクリエーションの司会進行役や利用者の運動状況、生活状況を細かく監視して適切な声掛けのできるロボットは、この先の介護業界に必要不可欠なものになるかもしれませんね。

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