認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症患者は空間認識力に異常が出るケースが多い

time 2017/09/05

認知症患者は空間認識力に異常が出るケースが多い

先日のオレンジカフェで、社会福祉士の方が「認知症患者は、空間認識力に異常が出ることが多い」という話しをされていました。空間認識力とは一体何なのでしょうか? 認知症患者が車の運転ができなくなることとどのように関連しているのでしょうか? 調査してみました。

認知症とは、認知機能が衰える病気

人間は生きて生活する上で、さまざまなことを認識しています。例えば朝起きたら「ああ、朝6時だな。今日はちょっと遅く起きてしまった。早くご飯を食べて会社に行く準備をしなければ」そんなことを考えたことのある方、大勢いるのではないでしょうか?

朝目を覚まして「今は朝だ」と感じるのは時間を認識しているからに他なりませんし、時間を見て「今日はちょっと起きるのが遅くなったなぁ」と感じるのも、普段の生活とのずれを認識していることになります。人が規則正しく生活できるのは、認知力があるからです。

 

もし朝起きて「あれ? 今は何時だろうか?」と、まぶしい朝の陽ざしを受けても時間の感覚がなくなったら?もし時計を見ても何時なのか判断できなくなったら? 「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、そのバカなことが起きるのがこの病気の特徴なのです。

認知症の場合、これだけではありません。時間だけではなく場所の感覚もズレてきます。そのため「今自分がどこにいるのかわからなくなり」通い慣れた道で迷子になる可能性が高くなるのです。

 

もちろんこれは自動車を運転していても同じ。「今自分がどこを運転しているのか分からなくなり」迷子になってしまうケースもあるようなのです。そのため、夕方自動車に乗って出かけた認知症患者が、翌日に遠く離れた場所で事故を起こして見つかることも。

 

「なんでそんな場所まで行ってしまったのか?」本人にも理解できません。

 

認知症ドライバーが危険なわけ

そこで先ほど話題にあげた「空間認識力の衰え」が出てきます。認知症患者が見る世界と健常者が見る世界は違っており、空間がゆがんで見えるケースもあるそうです。

 

車を運転していたら、空間がゆがんで見えるとどうでしょうか? 必要以上に車を路肩に寄せて運転したり、また中央車線へ寄せて運転してしまうケースもあり得るのだそうです。

そのような運転をすれば事故に遭ってしまいますよね。けれど本人は「正しく運転できている」と思い込んでいるので、危機意識はありません。認知症を発症したドライバーが危険運転をしてしまうのは、脳が空間を正しく認識出来ないのもその理由の一つなのです。

 

まとめ

認知症患者が車の運転をするのは非常に危険です。もしご家族が「おかしいな」と感じたら、早めに医療機関を受診させてください。

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