認知症と在宅介護を考えるブログ

脳血管性認知症は減少傾向とは言え要注意

time 2017/09/11

脳血管性認知症は減少傾向とは言え要注意

認知症の原因疾患にはいくつかありますが、今一番多いのは「アルツハイマー型認知症」で全体の50%程度を占めています。ほかにもレビー小体型認知症が20%、脳血管性認知症が20%となっていますが、昔は脳血管性認知症患者が多かったそうです。ではなぜ今、脳血管性認知症患者が減っているのでしょうか?

 

オレンジカフェで聞いた話しを振り返る

毎月通っているオレンジカフェで、保健師の方がこのような話しをしていました。「昔は脳血管性認知症が一番多かったんですが、今は随分減りましたね。今はアルツハイマーの方が多いですよ」と。

なにゆえに脳血管性認知症患者の数が減っているのでしょうか? 脳血管の病気は脳梗塞や脳出血など命に関わる怖い病気。寝たきりになる原因に脳卒中があげられているのをご存知の方も多いはず。

 

脳血管の病気で寝たきりになってしまうと筋肉が減って動けなくなる可能性も高まりますし、大事な脳の働きが落ちることで嚥下機能が低下したり言葉が上手く話せなくなるなど大きな影響がでます。

 

脳血管の病気は認知症を引き起こす可能性もあるため、できるだけ脳卒中にならないように予防しましょうという啓蒙活動が盛んです。認知症の講演会でも医師が「脳の血管は大事にしましょう」と言っていました。

 

昔の中高年と今の中高年の違い

昔の中高年は、脳卒中のことを意識して生活してはいなかったと思います。好きなだけお酒を飲み塩分の多い食品を食べ、健康診断にまともに通う方は少なかったように思います。

 

このような生活では健康を損なうのは当たり前。今は「健康寿命を伸ばしましょう」「いつまでも健康に生きましょう」という言葉が浸透し、中高年の皆さんの健康意識はかなり高いです。

そのため、食習慣の見直しや日々の継続的な運動、ストレス発散、健康食品を積極的に取り入れる、毎年健診を受けるなど健康志向の強い中高年が増え、自然に脳血管性認知症患者の数が減っていったのでしょう。オレンジカフェでも「脳血管性認知症の患者が減ったのは、皆さん健康にかなり気を遣っているから」というお話しをされていました。

 

脳血管性認知症は減少傾向にあるのは間違いないようです。ただ、だからと言って100%病気を防げるわけではありません。そのため「以前はシャキシャキしていた母が、最近だらしない」など、無気力になって仕事や趣味に打ち込めなくなった場合は脳血管性認知症を発症した可能性があります。要注意です。

 

まとめ

脳血管性認知症患者は減少傾向にありますが、認知症患者数が今後も増加するなか、十分な注意が必要です。

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