認知症と在宅介護を考えるブログ

メイクアップセラピーは気持ちを明るく前向きにさせる

time 2016/08/11

メイクアップセラピーは気持ちを明るく前向きにさせる

母が認知症を発症してから、認知症関連のサイトをよくチェックするようになりました。最近【化粧療法を介護予防や認知症の予防に取り入れる老人ホーム、デイサービスが増えている】こちらのブログを読み、化粧療法(メイクアップセラピー)と呼ばれる認知症患者(女性)向けのセラピーがあることを知りました。

このメイクアップセラピーにはどのような効果があるのでしょうか?

メイクアップで「女性らしさ実感」

メイクアップセラピーを実施して利用者がどう反応したのかをまとめたレポートを読ませていただきました。大変長い報告書ですが、まとめてみるとメイクアップセラピーは「自分自身にある女性らしさを実感」したり「老いからくる孤独をまぎらわせたり」「嬉しさを感じる」などプラスの効果をもたらしているようです。

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看護師や介護職員に30分ほど丁寧に化粧をしてもらうと、表情も明るくなり普段とは違う自分に驚き、喜びの表情をされるそうです。メイクをすることで明るく前向きになり、女性らしさを実感する……その前向きな気持ちがあれば普段閉じこもりがちな人も外に出たくなりますし、積極的に人と会いたくなってきます。

メイクの力で引きこもりがちな高齢者が外へでて活動するのなら、それだけでも大きな効果です。

メイクアップセラピーで免疫力もアップ!

さらにレポートには驚くことが書かれていました。心理的に明るく、ポジティブになったことで食欲が増し、消化機能がよくなるという嬉しい傾向があったそうです。その結果、NK細胞活性の増加(免疫力アップ)、ヘモグロビンの増加、赤血球の増加、コミュニケーションの活性化などプラスの効果が目に見えてあらわれたそうです。

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メイクを施すことにより以前よりも明るく前向きになれたこと、満足感が満たされ自己肯定感がアップすることで生きる力が引き出されたのではないかと思います。ただ、人によってはメイクを施してもさして効果がなかったという例もあり、メイクをすれば必ず良い結果になるわけではないようです。

メイクアップセラピーの課題

メイクアップセラピーを施すのは看護師や介護職員、またときには化粧品会社から派遣された美容部員ですが、セラピーを行う者をしっかりと指定(選定)していないことと、セラピーの手順が決まっていないことが課題となっています。(画一化されたマニュアルがない)

メイクアップセラピーを施す側と受ける側には信頼関係も必要なのですが、それが構築されていない場合、メイクそのものに抵抗をもつことも考えられます。

また人によってはアトピー性皮膚炎など肌トラブルを抱える高齢者もいるため、やはりある程度専門的な知識をもった美容部員がメイクをする方が安全ではないかとも感じました。

いくつか課題はありますが、総じて化粧療法は女性にとって嬉しいもの、女性らしさを表現できるものだと思います。今後も広がっていくでしょう。

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