認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症の方には3つの「ない」を心がけて

time 2018/02/03

認知症の方には3つの「ない」を心がけて

認知症の方にはしてはいけないことが3つあります。それは「急がせない・後ろから声をかけない・心を傷つけない」です。それぞれきちんと意味があります。それをまとめましたので是非とも参考にしてください。

認知症の方への「3ない」はこれ!

認知症の方には、健常者のような接し方ではうまくいかないことがあります。認知症になると脳の認知機能が衰えていますので、急な行動に対応できない、焦らされるとパニックになる、感情が敏感になっているなど特徴があるからです。

認知症の方への「3ない」は以下の通りです。

1・急がせない

認知症になると、それまで出来ていた日常動作に時間がかかるようになります。洋服を着るにしても「どっちを前にして着ればいいのか分からない」「そもそも洋服の着方がわからない」こともあります。

本人は一生懸命やっているのに、そばにいる家族が「ちょっと!急いでくれない?」と急かすとますます焦ってしまいますし、パニックになることも。できるだけ急がせず、洋服の着用方法がわからないときは手伝ってあげる方が良いです。

急がせると混乱してしまい、認知症の方も感情的になってしまいます。ギスギスした雰囲気にならないように気をつけたいですね。

2・後ろから声を掛けない

介護施設の職員は常識として知っているようです。一定の距離をとり、認知症の方の視野に入ってから声を掛けるのが基本。突然後ろから声掛けするとビックリして転倒してしまうケースも多々あるようです。

認知症の方の場合「視野に入るかどうか」は非常に重要です。視野に入らないものは本人にとってないものと同じ。例えば食事ではお茶碗が視野に入らないと一切食べないこともあるそうです。

もし同じものしか食べない、右側のものしか食べないときはお茶碗やお皿の位置を動かしてあげると「ああ。お味噌汁があったの?」と食べてくれます。

3・心を傷つけない

認知症になると知的レベルが下がってしまいます。脳の機能が低下するので、これはもうどうしようもありません。

そのため家族が理屈を言っても理解できませんし、ドラマや映画の内容が理解できなくなります。知的レベルが落ちると、今度は感覚を研ぎ澄まそうとします。人間の心理的な反応だと思います。

家族の表情などで「今、娘が怒っている」「主人が喜んでいる」など家族や周囲の方の感情を読み取る能力は低下していませんので、認知症の方をバカにするような言葉や表情をするとその言動は「あの人、イヤな感じがする」と強く印象にもたれてしまいます。

心を傷つけるとマイナスイメージを持たれてしまうので、人間関係にひびが入ることに。できるだけ良好な関係を維持するためにも、相手にストレートに感情をぶつけないようにしたいものです。

まとめ

認知症の方への「3ない」をご紹介しました。認知症介護には信頼関係が非常に大切なので、相手の心を傷つけないような言葉がけを心がけたいなと思います。

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