認知症と在宅介護を考えるブログ

介護施設のスプリンクラーが必要な理由

time 2018/02/10

介護施設のスプリンクラーが必要な理由

グループホームでの火災により、命を落とす高齢者が後を絶ちません。グループホームにもスプリンクラーの設置義務があるのですが「知らなかった」という経営者もいるのです。なぜスプリンクラーが必要なのでしょうか?そしてスプリンクラーが設置できない(義務化されていない)施設もいまだにあるそうです。

火災時に発揮されるスプリンクラーの威力

火災が発生すると、一番大事なのは初期消火であると言われています。ネットの炎上記事も「初期消火が上手くいけばそこまで広がらない」と言われています。消火せずにそのままにしておけば、当然ですが燃え広がって大惨事になります。

そこで威力を発揮するのがスプリンクラーです。火災の初期に火を消すことが防災のために一番必要なことなのです。

そのスプリンクラー、今はグループホームなどの高齢者向け施設にも設置が義務付けられています。グループホームなど小規模な施設にスプリンクラー設置が義務付けられているのは、過去に何度も繰り返しグループホームが火災に遭っているからです。

2006年には長崎でグループホーム火災により7名の方が亡くなっていますし、2009年には渋川市の高齢者施設で火災が起き10名の方が亡くなっています。それ以後もグループホームが火災を起こし高齢者が亡くなる事故が起きています。

このような事例が多いため、スプリンクラーの設置義務化が2015年4月に法律で決まっているのですが、全ての施設でこの法律が守られているわけではないのです。

無届け高齢者施設が危険

法律に則って建設された介護施設はまだ良いのですが、無届け高齢者施設の場合は監督官庁や都道府県が管理・掌握していないので違法な状態です。届の出されていない施設は、そもそも指導のしようもありません。

事実上高齢者施設になっているのに、その届がなければただの「アパート」扱いになってしまうそうです。アパートには火災警報器は各部屋に設置するようになっていたはずですが(設置は努力項目)、スプリンクラーまでは必要ありません。

スプリンクラーを設置するためには費用がかかりますので、低料金で生活できる高齢者施設では必要な安全設備が設置されていない可能性大です。今後は無届高齢者施設にもスプリンクラーの設置を指導しなければならないのですが、なかなか進んでいない状況のようですね。

まとめ

高齢者施設のように、多くの方が集団で住んでいる場所は一度火事が起きると大変な状況になってしまいます。安全性を高めるために、スプリンクラーの設置が完全に済んでいるのかの確認や無届け介護施設の指導などが必要になります。

 

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