認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症の方のゴミ出しトラブルについて

time 2018/02/12

認知症の方のゴミ出しトラブルについて

高齢者の数が全人口の25%以上を占めるようになり、日本は本格的な超高齢社会に突入しています。高齢化が進むと増えてくるのが認知症です。認知症は骨折やケガのように外部からすぐに分からないので「いつのまにか認知症になっていた」ケースも多いのです。そんな方々がトラブルを引き起こしています。

認知症になりゴミ出しが出来なくなる

これは聞く話ではあるのですが、本人の知らないうちに認知症を発症する例はかなりあります。認知症になると「私はどうもおかしい」と病気を病気と認識できる方ばかりではなく、中には病識のない方もいらっしゃいますね。

そんな方の場合、曜日の感覚がなくなり、ゴミ出し日以外の日にゴミを出し近所の方から「今日はゴミの日じゃありませんよ!」と叱られてゴミ出し自体が出来なくなる方もいます。そうなると自宅がゴミ屋敷になってしまうわけですね。

久しぶりに実家に帰ったら、自宅がゴミ屋敷化していた……となったら、親御さんが認知症を発症している可能性大です。良く観察して様子がおかしいようなら受診してみるべきですね。

ほかにも認知症になると色んなトラブルを引き起こします。とくにコンロの火に関してはとても怖いです。

認知症による物忘れで火災一歩手前に

認知症になると、料理を作りながら「あら?そういえば洗濯物を取り込んでいたかしら?忘れているんじゃないの?」と思い、庭へ移動してしまう事があります。庭に行くと洗濯物を取り込む途中で「あら?庭に雑草が生えてる。いけない、いけない。ちゃんと綺麗にしておかなきゃ」と今度は雑草を取ることに夢中になる……意識がどんどん他のことに向かっていくわけです。

すると最初に料理をしていたことをすっかり忘れてしまうのです。結局お鍋を焦がしてしまう、なんてことに。鍋を焦がす程度ならいいのですが、火が出てしまうと大変です。火災につながってしまうわけですね。

集合住宅で似たようなことが起きると、火災が隣の部屋に延焼、ということになると大変です。ただ本人が「認知症になっている」という自覚がないため、トラブルを未然に防ぐことがむずかしい。

周囲にいる人たちが「あの人、最近同じ事を何度も言うようになったけど、大丈夫かしら?」と気にかけてあげること。またご家族が定期的に親御さんに電話をかけ、または家に帰って異常がないかどうかをチェックする以外ありません。

本人に病識がなければ、自分から病院に行くようなことはありませんので。認知症は他人ごとではなく、自分や自分の親、配偶者がいつ発症してもおかしくない身近な病気です。

大事な親御さんや配偶者、そして自分自身を守るために、普段と違うことを感じたらよく観察してあげてください。家族に対する無関心が、病気を悪化させます。

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