認知症と在宅介護を考えるブログ

物取られ妄想で警察沙汰…意外と多いトラブルです

time 2018/02/27

物取られ妄想で警察沙汰…意外と多いトラブルです

認知症の勉強会で話題になったものの一つに「物取られ妄想」があります。聞いたお話では、同居している母親が認知症になり、何と「隣の家の人間が我が家に侵入し、自宅にある物を持ち逃げしている」と主張し始めたのです。ただ何の証拠もありませんしなくなった物も確認できません。ところがお母さんは「警察に行って被害届を出す」と言い出したのです。

警察沙汰になる物取られ妄想

認知症になると物忘れが進行し、大事な物の置き場所を忘れてしまうケースがあります。普段から財布など同じ場所に置いておけばよいのですが「誰かに盗まれるかもしれない」と心配してしまうと、保管場所を変えてしまうことも。

すると保管場所がわからなくなり「誰かに盗まれた」と本気で騒ぎ出しはじめます。本人がどこに置いてあるのか忘れていることがほとんどなのですが(もしかすると本当に盗まれているかもしれませんが)、本人としては大ごとですよね。

お財布に現金はもちろん、銀行の預金通帳やハンコなども一緒に保存していると大変なことです。みんなで大騒ぎして探さなければなりません。このとき「あんたが盗んだでしょ!!」と同居する娘や息子、その配偶者に詰め寄るケースも少なくありません。

物取られ妄想は人間関係を悪化させる原因になっています。また前述の方の場合「隣人憎し」の気持ちがもともとあり、家から大事な物が無くなると「隣人が盗んだ」となってしまうのです。これは困りますね。

また「隣人が盗んだ」と言うだけではなく、いきなり警察に駆け込んで「隣人が私の大事な財布を盗んでいきました!」と騒ぐのだそうです。「盗まれた」となると窃盗事件ですから、警察も動かなければなりませんが、話を聞くと根拠がなく、憶測ばかり並べたてるので事件性がないことはすぐに判断できます。

警察の対応は?

「隣人が我が家の大事な家財を盗んだ」と騒いだお母さん。息子さんも付き添って実際に警察に駆け込んだそうです。最初は「本当に盗まれたのですか!」と本腰をいれて話を聞いていた警察も、話があいまいで根拠に乏しくすぐに「事件性なし」と判断されます。

付き添った息子さんが「すみません、母は認知症で」と言うと「こういうケースが最近すごく増えているから、大丈夫です」と言ってくれたそうです。警察の方も、認知症の患者にどう対応すればいいのかを勉強されているいようですね。

まとめ

物取られ妄想で警察に行く方もいるようですが、警察も認知症の方の扱い方などを勉強されているようで大ごとにはならないそうです。

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