認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症の始まりをお財布の張り具合で知るケース

time 2018/03/11

認知症の始まりをお財布の張り具合で知るケース

認知症の初期症状がお財布に現れる……そう聞くと「え?なんで?」と思ってしまいますよね。勉強会でも実際に事例として話題として挙がっていました。お財布がなくなったと言って探し回るのも認知症の初期症状としてはありがちですが、他にも財布に注目してほしいことがあります。さてそれはなんでしょうか?

お財布を見ると異変に気付く

一般的に家計を預かるのは女性。中には男性が財布の紐をがっちり握っていることがあるそうですが、多くの家庭では女性が家計管理をされているのではないでしょうか?

女性はお金に執着があるため、お財布がなくなった場合「身内から盗られた」と妄想が膨らみ家族を責める「物盗られ妄想」の症状が出やすくなります。また物盗られ妄想以外にもお財布に認知症の方特有の傾向がみられるケースもあるそうです。

それが「小銭」。女性はお財布の中が小銭でパンパンにならないように、できるだけ小銭が返ってこないお金の出し方をされる方が多いです。「2,460円です」と言われれば、1万円を出すよりも3,000円や2,500円を出す方が多いはずです。(1万円を両替してほしいときは別ですが)

ところが認知症なると細かい計算が出来なくなるので、「3,647円です」と言われると3,700円や4,000円など細かいお金を出さずに、5千円札や1万円札を出してしまうようになるそう。確かに「3,647円です」と言われると認知機能の落ちた方は面倒くさいので1万円をポンと出してしまいそうですよね。

するとお財布の中は見る見る小銭やお札だらけになり、パンパンに張ってしまいます。パンパンになった財布は張る財布と呼ばれて縁起が良さそうですが、持ち主が認知症を発症していてはめでたさも吹き飛んでしまいそうです。

スーパーの方が教えてくれることも

もし行きつけのスーパーやお店があった場合、店員によっては「最近、お母さんのお財布が小銭でパンパンですね」というお話をしてくれることがあるそうです。会計時に細かい小銭を出してお金をしっかり管理していた方程、それが出来なくなると目立ちます。

「なんだかいつもと違うな」と思ったら、気を付けてみてあげている方が良いです。認知症は心筋梗塞や脳梗塞といった急性の病気とは違い、少しずつ症状が進行する病気。

普段のちょっとした変化を見逃さず、異変を感じたときには認知症を疑ってみると早期発見・早期治療ができます。もちろん疑いの段階から「お母さんは認知症なんですよ」と決めつけは良くありません。

まだ診断がついていない段階で認知症と決めつけられるとプライドが傷つきます。「もし病気なら早めに治療すれば大丈夫みたいよ」と相手を気遣う気持ちをみせつつ、早めに受診できるように配慮するのがベストです。

 

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