認知症と在宅介護を考えるブログ

うつ病と認知症の区別がつかないときは?

time 2018/03/26

うつ病と認知症の区別がつかないときは?

春先は体調の変化を感じやすい時期です。私もこの季節は肌の調子が悪くなり、気分の落ち込みなども経験してしまいます。先日の勉強会で、うつ病と認知症の症状に一部似た点があるという話がありました。どちらも脳の病気なので、完全一致とは言いませんが何かの共通点はあるのかもしれませんね。

二つの病気には「やる気がなくなる」共通点が

うつ病と認知症…まるで違う病気のように思えるのですが、二つの病気の間には共通点があるようです。まずは「やる気の喪失」。これは認知症の方すべてに現れる症状ではないのですが、なかにはやる気のなくなる方もいるようなのです。

それまで趣味の盆栽やゲートボールなどに打ち込んでいた方が急に興味をなくすと「認知症かしら?」と不安になりますが、認知症以外にもうつ病でも似たような症状が出てきます。

意欲の低下がイコール認知症ではないのです。うつ病であった場合は、極度の記憶障害は起こりません。認知症とうつ病とはやはり違う病気なのですから。そのため二つの病気を見分けるには記憶障害が出ているか出ていないかで判断するしかなさそうです。

他にも悲観的になったり落ち込むなどの症状に共通点があるようですが、大事なことは「いつもと違うな」と思える症状が2週間以上続いたら、精神科など医療機関を受診することです。

二つの病気を発症していることもある

人によっては認知症とうつ病の二つの病気を発症しているケースもあるそうです。そうなると二つの病気の治療を同時進行で行わなければなりません。

認知症はすぐに命を奪う病気ではありませんが、気持ちの落ち込みが激しくなると自殺してしまう方もいるようなので、家族やホームヘルパーの方などのフォローは必要です。

場合によっては入院してもらった方が良いかもしれません。症状が重いとそのまま放置していてもうつ病は勝手に完治しません。休養は必要ですが服薬やカウンセリングなどで症状が治まるように導いてあげなければならないのです。

精神病は外科的な手術や放射線治療ですっぱり完治するような病気ではありません。完治しない可能性もありますし再発するケースもかなり多いです。

もしうつ病であると診断されたなら、まずは休養が一番。季節の変わり目などで体調を崩しているときに、無理に仕事をしたり動き回るのは良くありません。

指示された薬を飲み、安静にして症状がおさまるのを待つのが一番。体調が良くなったら少しずつ体を動かせば良いのです。うつ病に無理は禁物です。

これはうつ病にも認知症にも言えることですが、周囲の方が無関心で愛情のない対応をしてしまうとますます傷ついてしまいます。そうするとますます症状が悪化するケースもあるので、ある程度優しく接することが大切です。難しいですが、人間修行ですが、乗り越えればきっと光が見えてきます。

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