認知症と在宅介護を考えるブログ

高齢者が万引きに走る理由

time 2018/03/28

高齢者が万引きに走る理由

高齢者の万引き、とくに高齢女性の万引きが増えているそうです。私も近所のドラッグストアで買い物をすると「生活のストレスや将来への不安などで、不幸にも万引きをしてしまう方がいます。もしそのような方を見かけられた場合は、すぐに近くの職員までお声かけください」そんなアナウンスが聞こえてきます。社会問題のようです。

貧困・ストレス・病気……高齢者が万引きに走る理由

ドラッグストアのアナウンスよりもはるか以前、まだ学生だった頃とあるお酒屋さんでアルバイトをしていました。するとお酒屋さんの奥さんが「万引きをするお客さんがいるのよね~。分かってはいるんだけど、高齢の方だし、警察に通報するかどうか悩んでいるのよ」と言っていました。

結局警察沙汰にはならなかったのですが、どこのお店にも万引きをする顧客がいるようです。高齢者が万引きする理由はさまざまありますが、以下のような理由になるようですね。

  1. 経済的困窮
  2. ストレス発散のためや心の寂しさから
  3. 病気のため

経済的困窮に関しては個人でなんとかしてあげられる問題ではなく、行政が救うべき話かもしれません。生活が困窮しているのであれば生活保護や障害年金などでカバーできるかもしれません。

それはお店の方がなんとかしてあげるような性質のものではなく、市役所で個人が、そしてそのご家族が相談するべきでしょう。「商品を買うお金がないから」という理由で万引きをしていいはずがありません。

またストレス発散や心の寂しさから万引きに走る方も残念ながらいらっしゃるようですね。家族とうまくいっていなくて「私に注目して」とわざと万引きしてしまうケースもあるようです。

真意が通じればいいのですが、逆にもっと孤立してしまうリスクもあります。万引きは犯罪ですから、犯罪に走っても他人や家族に迷惑をかけるだけで問題は解決しません。

認知症になると平気で万引きすることもある

認知症のなかでも前頭前野型認知症の場合、善悪を判断する脳の部位が衰えて本能で行動してしまうことがあります。「おい!スーパーから盗んできたぞ!」と意気揚々に帰ってくる高齢者もいるそうで、目の前が真っ暗になってしまいますね。

認知症の方が万引きをしても罪に問うことはできないのですが、お店を出入り禁止にされてしまうでしょう。本人にとっては「なぜ、何も悪いことはしていない」と憤慨してしまうかもしれません。

この場合、お店の方々にも認知症の知識があると理想的です。相手が認知症であれば、そして万引きで騒ぎを起こせば「今日は帰りましょうか」と家族を呼ぶこともできます。

一番困るのは、最初から刑務所に入ることを目的にして万引きをしてしまう高齢者です。今の時代、高齢者が安心して生活できる世の中ではないのかもしれませんね。

たかが万引き、されど万引き。決して軽く見る事は出来ません。

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