認知症と在宅介護を考えるブログ

もし家族が認知症になったら……?認知症の知識を学びましょう

time 2016/07/03

もし家族が認知症になったら……?認知症の知識を学びましょう

認知症を知ることの重要性

認知症という病名を聞いても、それがどのような病気なのかハッキリと説明できる方は少ないかもしれません。

認知症患者は毎年増え続けているのですが、その割には社会に「認知症という病気の正体や対処法」がきちんと浸透していないように感じます。

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「まだそんな年じゃないし……」「家族に認知症患者がいないから」「なんだか気味悪い病気」

このような理由で認知症について知らないままでいると、将来後悔するかもしれません。

今は関係なくても年をとってから発症する可能性もあるのです。

認知症は2025年には患者数が700万人を突破すると予測されており、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症を発症する可能性があります。

他人事ではないのです。

認知症は脳の病気

認知症の発症原因にはいくつか説があります。

一番有力なのは脳内に特殊なたんぱく質が蓄積され、それが神経を破壊することにより認知症を発症する説です。

また「アセチルコリン」と呼ばれる大脳皮質にある神経伝達物質が減少することも、認知症と関わりがあると言われています。

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どのような説であっても、脳内に異変が生じて発症するのが認知症という病気の正体のようです。

この認知症、今のところ外科的処置によって完治することはありませんし、根本的な治療法や治療薬すらありません。

そのため認知症にならないように「予防」することが大切です。

認知症患者の症状

認知症を発症すると、患者によってさまざまな症状がでます。物忘れがひどく、何度も同じものを買ってきて食品を腐らせることがあります。

大事な用事を忘れても「忘れたことを忘れてしまうので」信用を失ってしまう原因にもなります。

駅から家に帰る道のりを忘れ、徘徊してしまうことで周囲の人たちに迷惑をかけることも。妄想の症状が強くでると「物盗られ妄想」や「嫉妬妄想」「貧困妄想」で大騒ぎする可能性もあります。

ただこれら問題行動にはそれなりの原因があるのです。

 

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「物盗られ妄想」の場合、原因は認知症患者が財布やへそくりを置いた場所を忘れてしまうこと。

ところが病気によって妄想の症状が出ていると「身近にいる一番信頼できそうな人を疑う」ようになります。

もし「お前が私のお財布を盗んだでしょう!」と言われたら、あなたは一番信用されているのです。

言葉をそのまま受けとめて腹を立てるのではなく、「私は財布を盗むようなことはしません。一緒に探しましょう」とできるだけ穏やかに声をかけ、一緒にお財布やへそくりを探すようにしましょう。

見つかればそれで円満解決ですし、見つからないときも「時間が経つと何を探しているのか忘れてしまうため」うやむやになることもあります。

認知症高齢者と接するときは、本気になって腹を立てないこと、完璧な介護を目指さないこと。「まあいいか」くらいの気持ちで接する方がうまくいきます。

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