認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症と間違えやすい病気ーただし放置していると本当に認知症になることも……

time 2016/09/12

認知症と間違えやすい病気ーただし放置していると本当に認知症になることも……

認知症と間違えやすい病気の数々……ただし放置すると認知症になることも

認知症を発症させる病気には、正常水頭症や脳腫瘍、慢性硬膜下血腫のほかにもさまざまなものがあります。前回書ききれなかったものをまとめてみたいと思います。

甲状腺機能亢進症、または低下症

甲状腺機能亢進症はバセドウ氏病と呼ばれています。甲状腺はのどの少し下にあり蝶が羽根を広げたような形をしています。甲状腺のまわりに米粒大の副甲状腺があります。

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この甲状腺が何らかの理由で機能が亢進すると血液中に甲状腺ホルモンが大量に分泌され、何もしていないのにのぼせたような状態になり、頻脈や息切れの症状がでます。何もしなくても体重が減っていくのも大きな特徴です。

眼球が飛びでてくる、甲状腺が腫れて首が太く見えるときは要注意です。この病気になると躁うつ病のような状態になったり、更年期障害のような症状がでます。

甲状腺機能低下症はバセドウ氏病とは逆に甲状腺の機能が低下した状態です。体の新陳代謝が悪くなるため体がけだるくなり、家に閉じこもり無気力になります。バセドウ氏病も甲状腺機能低下症も認知症に似た症状がでますが、機能低下症の方がより認知症の症状が出やすくなります。

甲状腺の病気は服薬や外科的手術、放射線治療などの治療法が確立されており、適切な治療を受ければ症状は劇的におさまっていきます。体重減少や汗をよくかくなどの症状があり、運動をするとすぐに息が切れて倒れ込むなどの症状があるとバセドウ氏病の疑いが強くなります。

低血糖

脳の栄養源は「糖分」であることがわかっています。糖分を摂らないと脳がしっかりと動きません。朝、ご飯などの糖分を摂ることが推奨されていますがこれは「脳」に栄養を供給するためです(もちろん糖分の摂りすぎは良くありません)。

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低血糖になると脳に必要な糖分(ブドウ糖)が脳に供給されなくなります。低血糖の状態が長く続くと脳細胞が破壊され、認知症の症状がでます。一度壊れた脳細胞は再生しないため、その後いくらブドウ糖を増やしても認知症の症状が自然に回復することはありません。

インシュリンが過剰分泌されることで低血糖になってしまうのですが、すい臓の機能亢進よりも悪性腫瘍が原因になるケースが多いようです。

低血糖になっているかどうかは血液検査をすればすぐにわかります。健康診断は年に1度は受けましょう。異常があればすぐに治療すれば大事には至りません。

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