認知症と在宅介護を考えるブログ

コミュニケーションが下手な高齢者は生きにくい?

time 2016/12/27

コミュニケーションが下手な高齢者は生きにくい?

友達をつくることは意外とむずかしい

「友達をつくると言うけれど、そんなに簡単なものではない」と言う方がいました。その方は明るく活発で友達が多いタイプに見えたので意外でした。

外交的な方が「友達をつくるのは簡単なものではない」と言っていた本心は良く分かりませんが、やはり友人をつくる、その場に溶けこむことはむずかしいものです。

居場所作りは簡単にできる?』高齢になると周囲の状況に合わせて自分を柔軟に合わせて変えていくことがむずかしくなりますので、友人をつくるのはもちろん、高齢者施設の環境に合わせていくのも大変なことなのかもしれません。

高齢者は周囲の変化に弱い

60歳の定年を過ぎて、それまでの環境とは違う場所で悠々自適に余生を楽しむ――その発想で老後の生活をおくっている方もいますが、それまで住み慣れた場所を離れることは認知症発症のリスクを高めることになるそうです。

若い頃は田舎から都会へ引っ越しても、すぐに周囲の変化に順応できます。脳がさまざまな変化に対応できるからです。ところが高齢になると「新しいことに挑戦する」ことを嫌がるようになります。脳が老化し、変化に順応しにくくなっているからです。

50年間住み続けた家や環境から介護施設に引っ越すとなると、その抵抗感は大きなものでしょう。新しい環境を受け入れたくないという気持ちが大きいと、友達をつくるとかコミュニケーションの輪に入るどころの話しではありません。

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高齢者施設も相部屋で暮らすケースでは、その精神的な負担はさらに大きいでしょう。最近、有料老人ホームは個室が基本になっていますが、特養も個室が増えているそうです。

慣れない環境と人間関係で大変な思いをする高齢者。せめて一人の時間がなければ心も落ち着かないでしょう。そういう意味では、特養も今後、個室が増えていくものと思います。

コミュニケーションのために職員も努力

新しく介護施設にやってきた高齢者は、周囲の環境になじみにくいことを介護職員も知っています。そのため、既存のグループに新規入所者を紹介して一緒に食事をとってもらう、一緒にレクリエーションを楽しんでもらうなどの努力はされているようです。

それでもいじめや仲間外れなど「子供のような」ことが横行していることもあるそうです。こうなるとコミュニケーションが上手な高齢者も、まともに生活できません。

うまく生活できるかどうかは入所する介護施設次第、という面もあるようですね。ただ職員がいろいろと気をつかってくれたりする施設も多いようなので、コミュニケーションが苦手な高齢者も実際に生活していけば、ある程度施設の生活に慣れるようです。

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