認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症の種類と症状について

time 2016/07/16

認知症の種類と症状について

認知症の種類

認知症はその発症原因により、主に3つの種類に分けられます。データの取り方によって多少の違いはありますが、まず一番多いのがアルツハイマー型認知症。これは全認知症患者の約55%を占めています。つぎに多いのは脳血管性認知症で約20%。次に多いのはレビー小体型認知症で約15%となっています。残りの10%はこれ以外の原因で起こる認知症です。

症例として一番多いアルツハイマー型認知症からみてみましょう。

アルツハイマー型認知症の原因

アルツハイマー型認知症の原因はまだハッキリとわかっていない部分がありますが、アミロイドβと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することが原因であると考えられています。アミロイドβがやがてタウという物質へと変化し同様に蓄積され、神経線維を破壊していきます。

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神経線維が破壊された脳は徐々に小さくなり、やがて記憶をつかさどる海馬に悪影響をあたえることになります。認知症の中核症状にもの忘れがあるのは、海馬が侵されるからです。

アルツハイマー型認知症になるともの忘れや判断力低下、自発性の低下から始まり、場所や時間がわからなくなる、妄想や幻聴・幻覚、徘徊、失禁などの症状があらわれます。

最終的には自分の力で食事や排せつができなくなり、寝たきりになることもあります。

脳血管型認知症

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などで起こる認知症を脳血管型認知症と呼びます。脳梗塞や脳出血が脳のどの部分で起きたかにより、症状の出方が変化するのが特徴です。

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50歳前後の男性が多く発症する傾向にあります。

認知症の症状がでる場合とでない場合があったり、気分の落ち込みや意欲低下、感情のコントロールがきかないなどの症状があらわれます。

アルツハイマー型認知症の方は陽気な傾向がありますが、こちらは悲観的になる方が多いようです。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、脳内にレビー小体と呼ばれる物質が蓄積することが原因と言われています。後頭部の血流が悪くなることで発症し、50代から80代の男性に多い認知症です。

代表的な症状は幻覚・幻視で病気の初期の段階から「部屋のなかに泥棒がいる」「死んだ家内が立っていた」と幻覚をみて騒ぐことがあります。またレビー小体型認知症は運動機能が衰えるために別名「転ぶ認知症」とも呼ばれています。背後から声をかけると驚き、転倒することも。十分気をつけたいものです。

第一歩目が踏み出しにくいフリージングという症状がでることがありますし、手や首などが小刻みに動く振戦という症状がでたり、逆に筋肉が固くなる動かなくなる筋固縮、さらに症状がすすんで無動という状態になることもあります。

以上のように、認知症発症原因により症状の出方が変わってきます。介護をするときは認知症の種類をしっかりと見極め、適切な対応をしましょう。

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