認知症と在宅介護を考えるブログ

認知症と気づかないまま車の運転をつづける高齢者、その危険

time 2017/02/03

認知症と気づかないまま車の運転をつづける高齢者、その危険

・気が付かないうちに進行する認知症

 

認知症は70代、80代になるとかなりの高齢者が発症する病気で、今のところ根本的な治療法は存在しません。つまり認知症は「不治の病」なのです。もちろん投薬治療やリハビリで病気の進行をおさえることは可能ですが、脳を発症前の状態にきれいに戻すことは不可能です。

mricat%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e8%84%b3

さらにやっかいなことにこの認知症、気がつかないうちにどんどん進行していきます。運転免許証の更新時、3年前にはまったく異常がみられなくても、3年経つと認知症発症していたという事例があるそうです。高齢になるといつ、認知症を発症するかわからないのです。

 

そのため運転免許証の更新時に異常がなくても、その後数年で認知症を発症し事故を起こしてしまう可能性がゼロではありません。とくに高齢ドライバーほど、そのリスクが高まります。

 

・認知症になるとこんな危険運転が……

 

認知症を発症すると、場所の見当識障害におちいるケースがあります。「いま、どこにいるのかわからない」状態のまま車を運転すると、知らない場所へ入り込んでしまい、混乱する可能性があります。車で出かけたまま山で迷ってしまい、帰れなくなる可能性もあります。

jiko_car

また状況を認識する力が落ちるので、歩行者の動きがわからなくなる、反対車線の車を無視する、赤信号が認識できない、逆走するといった症状がでるとそれはそのまま「危険運転」につながります。

 

実際に認知症を発症しているのではないかと疑われる高齢者が、小学生の列につっこみ登校中のお子さんが亡くなるという悲しい事故も起きています。認知症を発症した高齢者(認知機能低下により)が危険運転をする可能性は非常に高く、社会問題となっています。

 

・認知症高齢者の危険運転を防ぐために

 

認知機能の低下した高齢者を選別するために、75歳以上の高齢者は免許講師時に、認知機能のテストがあります。もしもここで合格できなければ免許は更新されません。ところが免許更新後に事故を起こすこともあるため、さらに厳しい規制が必要であると議論されています。

kourei_jiko_car

・認知症は病気であるという認識をもつ

 

認知症は昔でいうところも「呆けた」ということですが、呆けたという言葉にはどこかとぼけた感じがします。けれど認知症は深刻な症状を引き起こす病気です。治療も必要ですし、一歩間違えば重大事故を引き起こす病気なのです。

 

その認識をもっとしっかりもってもらえるように、運転免許の更新、とくに高齢者の場合はその基準をもっと引き上げて厳しくする方が良いでしょう。

 

down

コメントする